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沖縄県平和祈念資料館 施設情報・クチコミに戻る

前身は沖縄県立資料館であった。

  • 5.0
  • 旅行時期:2023/06(約1年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

糸満・ひめゆり クチコミ:205件

沖縄県営平和祈念公園の敷地内にある平和祈念資料館。平成12(2000)年3月にリニューアルオープンして現在に至っている。その前身となる沖縄県立資料館は、開館当時靖国神社奉賛会の支部であった沖縄県戦没者慰霊奉賛会(現:沖縄県平和祈念財団)が開館させたもので、靖国神社遊就館のように軍関係の資料館となっており、軍用品等遺品の宝物館であった。よって沖縄戦の伝承については基本構想や理念とも兼ね揃えてはいなかった。

しかし開館後にその展示内容に対し、沖縄戦の研究者達からの“問題”が指摘され、3年後の昭和53(1978)年に問題点を改善し、180°方向変換した資料館としてリニューアルオープンする。

そのリニューアルオープンした内容が沖縄の反戦平和運動の主張である軍による“住民虐殺”等沖縄に於ける日本軍の残虐さを“誇張”するものとなったために、その内容に対して抗議行動がなされる羽目となり、展示替えをする際にも混乱を招いている。

場所の移設と新平和祈念資料館の開館は平成12(2000)年のこと。平和の礎を含めた現在の平和祈念公園のビジュアルを成すものとしては現在地に移設開館した。最終的には草案を作った大田昌秀氏著書“鉄の暴風雨”の影響を多大に受けた展示内容となって現在に至っている。

沖縄県民の目線から見た沖縄戦というサブタイトルが付けられた平和祈念資料館。確かにリアルな展示内容から進めなくなってしまう来館者がいるように的を捉えた資料が揃っている。それはそれで素晴らしいのだが、元々熾烈な地上戦であった沖縄戦だったが故に文章の記録が残っておらず、当時の住民の体験談を多角的に集めたものが資料作成に取り入れられている。しかし“大人の事情”に左右されて完成した平和祈念資料館は、方向付けがかなり曖昧に思えて、ただ戦争に於ける“悲壮感”を醸し出しているだけのように私には思えてならない。双方に忖度した結果であるのだろうが、それならば双方の“考え”を最大限に表現する資料館として、来館者に判断を委ねるようにした方が良かったようにも感じられる。

沖縄戦の資料館としては一流だが、言いたいことが弱いように感じてしまうのが少し残念であった。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
沖縄県営平和祈念公園内。
コストパフォーマンス:
5.0
慰霊の日は無料である。
人混みの少なさ:
3.0
なんとなく来ている方が多いようだった。
展示内容:
5.0
資料は一級品である。
バリアフリー:
5.0
考慮されて作られている。

クチコミ投稿日:2023/10/07

いいね!:6

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