学芸員の平易な解説文が優れており、これによって兜など日本の甲冑の歴史を初めて学ぶ。
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- 旅行時期:2023/09(約2年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
上田 クチコミ:9件
上田市立博物館、場所は上田城址内。
メインの展示は真田家と養蚕、素晴らしかったのが武具などのキャプション。これによって兜など日本の甲冑の歴史を初めて学ぶ。
とりわけ学芸員の平易な解説文が優れており、興味をひきながら基本事項を学べる仕組み。「采配」は戦がなくなっても意味を持ち、その素材を初めて知った。
兜は武将の表現手段として使われたので「変わり兜」の名で各種各様があるとのこと。それが面白く、刀と違って素人にもわかりやすい。
「猫耳じゃないよ」との説明フレーズも見事。兜の前立てはお金になるので売られやすく紛失しやすいとも。他にも甲冑の隙間を守る武具なども興味深いことしきり。
ノーベル賞級の癌の研究者である山極勝三郎の展示があり、軽く脚気研究についての記述があった。調べてみると長く脚気に関心を持ち続けたらしい。脚気の原因については森鴎外などが伝染病を唱えたのに対して、中毒と考えたようだ。脚気論争の新たな面を知った。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/09/08
いいね!:5票
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