もっと利用価値を高めたい鉄道遺産です！　～　急行わかさ列車展示

2.5
旅行時期：2023/05（約3年前）

敦賀クチコミ：8件

敦賀市街の敦賀湾に面した金ケ崎緑地の向かい側に建ち並ぶ明治３８年築の敦賀赤レンガ倉庫横に「急行わかさ列車展示」が平成２９年１２月のつるが鉄道フェスティバルにて展示設置されました。

このキハ２８形気動車は旧国鉄道が開発し富士重工が製造した急行形気動車です。
小浜線で急行・わかさとして１９６１年より３８年余り福知山線や北近畿地区を中心に活躍しましたが２０００年に廃車と成りました。
その後は和歌山・白浜のテーマパークを経て大阪の企業で保管されていたものを市が購入したものです。

特にこの車両は運転席の前面窓が側面まで回り込んでいるパノラミックウインドウと、運転台下部に排障器・スカートという２つの特徴を持つ車両は２年間で製造された111両の内、国内で完全な形で現存しているのは同車のみという大変希少な車両なのです。

ゆえに大切に後世に残さなければならない鉄道遺産として扱いものです。がせめて風雪から守る為に屋根やプラっとホームなどを設置して欲しいです。
また、より多くの方々に見てもらい為にも週末ぐらいは車内や運転席を見学出来ればと願います。