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龕附天正金鉱 施設情報・クチコミに戻る

伊豆最古級の手彫り坑道跡が残されている。

  • 5.0
  • 旅行時期:2023/03(約1年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

土肥温泉 クチコミ:5件

観光地として有名な土肥金山より300m程の場所にある龕附天正金鉱。名前の由来は四百数十年前の後北条氏の時代に武田金掘衆が掘った竪坑の下へ、天正5年(1577)より横から斜坑を掘り進めたものではないかと考えられている坑道がほぼ当時のまま残されていることから伊豆最古級の手掘りの坑道跡とされ、記録上判明している〝天正年間〟の採掘からそう名付けられた。江戸時代初期に彦坂元正が代官として赴任し、金山奉行となるが手腕不足で採掘の実績が上がらず、金山の才能を買われた大久保長安が元正に代わって奉行となった。長安奉行であった慶長11(1606)年に最盛期を迎えたが、その後採掘量は減り採掘は短期間で終わった金山であった。

情報を知らなければ地味な場所であるがため、金山観光としては知名度が高い〝土肥金山〟へと向かってしまうのだろうが、400年前の手彫りの跡が残っている上に、昭和40年代の発掘で、精錬所跡が発見されるなど往時を偲ばせる物が禅損する〝金鉱跡〟として息を吹き返した。また当時は送風技術が未熟で金脈を追って掘り進んで行くも最深部である100mの距離を超えて掘り進むと〝祟り〟があるとされ、行き止まりの場所に〝龕(がん)〟を彫り山の神として祀っているものは、全国でここだけに見られる珍しいものである。

訪れたときは雨が降っていたが、ガイドのじいちゃんは腰は曲がっているものの足はしっかりしており、ここの場所に於ける説明は、地元民だから語れる金鉱跡地の〝天災被害〟による変遷など大変興味深いものであった。

興味深いと一言でいうことは簡単だが、最低限の手入れしか加えずに往時の姿を今に残しているために、脚力に自信がない方には厳しいところがあることも事実である。見学するか否かは現地でも判断できるので、隣の土肥金山と合わせて立ち寄ることをお勧めしたい場所であった。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
土肥金山より車で1分。
人混みの少なさ:
5.0
訪れた土曜日午前中は私だけであった。
バリアフリー:
3.0
足元は悪いのでスニーカーは必需品である。
見ごたえ:
5.0
手が加えられていない坑道は圧巻だった。

クチコミ投稿日:2023/04/19

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