JR北陸本線

北陸観光フリーきっぷ～2023年３月をもって「北陸乗り放題きっぷ」がなくなったことにより、有効期間中、誰でも敦賀～金沢間の特急列車等が何回でも利用できる稀少価値が高い切符です～

• 4.0
• 旅行時期：2022/07（約3年前）

by フロンティアさん（男性）

米原 クチコミ：18件

　2022年７月現在、滋賀県の米原と石川県の金沢を結ぶJR西日本の鉄道路線です。かつては米原と新潟県の直江津を結んでいましたが、北陸新幹線の長野～金沢間延伸により金沢～直江津間がIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・えちごトキメキ鉄道に移管されました。
　普通列車の他、大阪・京都～金沢間を結ぶ特急「サンダーバード」、名古屋・米原と金沢を結ぶ特急「しらさぎ」等が走っています。
　但し2024年３月頃に北陸新幹線の金沢～敦賀間が延伸される予定で、その場合、敦賀～金沢間も別会社に移管され、北陸本線としては米原～敦賀間のみとなる予定です。
　今回はその北陸本線について普通列車だけでなく特急列車も期間中何回でも利用できるフリー切符についてです。
　その切符とは「北陸観光フリーきっぷ」という切符です。
　この切符、JR東海が発売していて、名古屋市内発の他、浜松・静岡発の切符があります。
　この切符、名古屋市内発の場合。16,230円、浜松発の場合、18,330円、静岡発の場合、19,360円で北陸エリアまでの往復と福井・石川・富山県内のほとんどのJR線ならびにIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道線（具体的には七尾線・氷見線・城端線・越美北線の全線、敦賀～金沢間の北陸本線、富山～猪谷間の高山本線、金沢～黒部間のいしかわ鉄道ならびにあいの風とやま鉄道）の特急・快速・普通列車の自由席が連続した４日間利用し放題(乗り放題)になります。また北陸新幹線も金沢～黒部宇奈月温泉間のはくたか号・つるぎ号の自由席に限りこちらも連続した４日間利用し放題(乗り放題)となります。
　但し北陸エリアまでの往復方法に制約があり、片方は名古屋と富山の間を特急ひだで、もう片方は名古屋又は米原と敦賀～金沢の間を特急しらさぎを利用して往復する必要があります。つまり往復特急ひだ利用、往復特急しらさぎ利用、往復に特急サンダーバードを利用することは出来ませんので注意が必要です。また名古屋市内発の場合、名古屋～米原間のみ、浜松・静岡発の場合、特急しらさぎ利用の行程では名古屋又は米原まで、特急ひだ利用の行程では名古屋まで新幹線が利用可能です。往復の行程では普通車指定席が利用可能です。
　往復の行程にそれぞれ異なる経路を選択しなければならない不便さはありますが、2023年３月末をもって「北陸乗り放題きっぷ」の取扱いがなくなった為、敦賀～金沢間で誰でも特急が利用し放題になるのはこの切符だけとなった点で利用価値は高いと思います。
　早ければ2024年３月をもって敦賀～金沢間は北陸本線ではなくなる為、記念に存分に乗り鉄したい方にもオススメかと思います。
　なおＧＷ・お盆・年末年始等の割引切符利用制限期間は利用出来ませんので注意が必要です。

• 

  北陸観光フリーきっぷ

クチコミ投稿日:2023/04/15

• 施設の満足度: 4.0
• コストパフォーマンス: 4.0
• 人混みの少なさ: 4.0
• 乗り場へのアクセス: 5.0
• 車窓: 4.0