小江戸・佐原の観光Mapから選んだのは紅葉の観福寺(かんぷくじ:日本厄除け三大師の名がある)である。
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- 旅行時期:2022/11(約3年前)
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by jijidarumaさん(男性)
香取・佐原 クチコミ:13件
晩秋の1泊2日の旅で度々訪れた町の中で、一度も訪れていない名所を訪れた。
埼玉の小江戸・川越と同じように、千葉の「小江戸」と称した潮来市佐原地区は観光地としては小さい町だが、散策しながら歴史に富んだ、小野川ぞいの街を楽しめる。
今日、佐原(香取市)の観光Mapから選んだのは、紅葉の観福寺(かんぷくじ:日本厄除け三大師の名がある)であり、翌日に訪れたのは木造十一面観世音菩薩と「みしるし不動尊」で知られた荘厳寺(しょうごんじ)である。
【佐原の観福寺(かんぷくじ)】
真言宗 豊山派 (しんごんしゅうぶざんは)(総本山は奈良の長谷寺)
妙光山 観福寺
〒287-0033 千葉県香取市牧野1752
TEL:0478-52-2804
受付時間9:00~16:30
開基は890年(寛平2年)尊海上人。中世より名族・千葉氏の祈願所として武士の信仰を集める。近世に入り地方の檀林(僧侶の養成所、学問所)として多くの僧侶を輩出し、やがて地元伊能家の菩提寺として厚い帰依をうけ、伊能家から複数の住職も輩出された。
観福寺は川崎大師(川崎市)、西新井大師(東京都足立区)とともに関東の三大厄除け弘法大師といわれ、古くから多くの信者を集めている。
毘沙門堂の近くの墓域に、佐原の名家伊能家代々の墳墓があり、中に日本全国を測量して歩き、わが国最初の日本地図をつくりあげた偉人・伊能忠敬(いのう ただたか)の「参り(まいり)墓(髪と爪を納めた)」もある。
本尊は平将門の守護仏と伝えられる聖観世音菩薩(木像秘仏:人々の苦しみを救う根本の観世音菩薩)である。国の重要文化財、4躯(釈迦如来、薬師如来、十一面観音、地蔵菩薩、これらは明治時代の神仏分離令にともなう廃仏毀釈により香取神宮より放出されていたものを地元の旦那衆が買い上げ当山に安置した)の銅造仏をはじめ、多くの仏像や、曼荼羅、中世の古文書等がある。
日蓮宗の関東三大檀林(飯高檀林、小西檀林、中村檀林)については先日書いているが、真言宗では「田舎(いなか)檀林」と称し、各地に檀林(僧の学問所)をつくったという。
観福寺もその一つだそうだ。
尚、別派であるが、真言宗智山派には関東十一檀林というのがあり、
高尾山薬王院、金剛寺、宝生寺 、三宝寺、三学院、錫杖寺、法恩寺、明星院、龍花院、長久寺、一乗院が名を連ねている。
私も知っているのは、東京都高尾山にある高尾山薬王院と、高幡不動で知られる日野市にある武蔵・金剛寺(こんごうじ)だ。
春の桜、夏の緑、秋の紅葉に代表される四季の景観の美しさも知られているので、ちょっとしたドライブや小旅行の目的地には最適だ。
(2022/11/21)
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/01/04
いいね!:10票
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