フリーパス１日券はお得だが、休日はかなりの延着も

3.5
旅行時期：2022/07（約3年前）

糸満・ひめゆりクチコミ：13件

東京、大阪、名古屋、北海道などで観光バスや高速バス、路線バスを運行する東京バスグループの東京バスが沖縄で運行するバス。東京バスの沖縄に営業所がある形でなので、社名は「東京バス」。既に「那覇バス」も「沖縄バス」が存在するからかわかりませんが、愛称くらいは設けたほうが良い気もします。
以前は、空港とイーアス沖縄豊崎間を細々と運行していましたが、2020年９月から、既存4社（琉球、東陽、沖縄、那覇）の牙城の一つ糸満線にも参入。ただ。既存のバスとはルートが異なる。国際通り入口（久茂地、リウボウ前）を出ると久茂地の交差点から先、松山通りの坂をそのまま上り沖縄商業高校。さらに西海岸道路を通って那覇空港（１番乗り場）へ。ここでかなりの乗車があり、赤嶺駅を経由して瀬長島に入る。瀬長島を一周し瀬長島ホテル（ウミカジテラス）。こちらでかなりの乗客が下車。イーアス沖縄豊崎でも降車があり、乗客は地元客ばかりになる。道の駅いとまん、サザンビーチホテル＆リゾート沖縄、糸満市役所までの乗客は少ない。地元志向というよりは観光客相手のバスという感じでもある。
国際通り～糸満市役所までの運賃は650円だが、「フリーパス1日券」が800円なので、これを使うとかなりお得。ただ、車内で販売しておらず、ジョルダンのアプリが必要なのが少々面倒（このアプリ、ほか地域でも利用したことがあるが、かなり使い勝手が悪い）。交通系ICカードの利用はできないが、VISAタッチやPayPayは利用できる。既存4社（琉球、東陽、沖縄、那覇）との提携関係はなく、「のりとくチケット」も使用できない。乗り場も別で、那覇バスターミナルにも乗り入れない。
問題点は、沖縄に慣れていないのか、かなりの遅延があること。特に休日は、空港での乗車、瀬長島やイーアスでの降車かなりの時間を要している。PayPayの利用が遅延に拍車をかけている点も否めない。国際通りの出発（バスは回送で来ているので、完全に渋滞の予測誤り）も、5分ほど遅れ、瀬長島では20分、終点、糸満市役所着は50分程度の延着と、ダイヤの正確性がなっていない。7月23日からは琉球ホテル＆リゾート　名城ビーチまで延長されるので、更に心配。このあたり、もう少し沖縄の交通事情やお客の流れを研究すると良いと思う。