土木構造物全体が「羽村堰」で、玉川上水の取り入れ口部分が「羽村取水堰」であろう。
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- 旅行時期:2022/11(約1年前)
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by ワンダラーさん(男性)
福生・武蔵村山 クチコミ:6件
多摩川本流から玉川上水が分岐する「羽村堰」では、上流・下流を含む土木構造物全体が「羽村堰」であって、そのうち玉川上水の取り入れ口部分が「羽村取水堰」に相当するのであろう。
羽村堰では、魚道や固定堰に加えて他には見られない投渡し堰ががあり、それで本流の水位を上げて、左岸側に本流と90度の角度で第一水門を設けている。
通常期には第一水門で魚道以外の全水量が一旦玉川上水方向に流れ落ち、第二水門で貯水池や浄水場に送る必要水量に絞って、余剰となる水を小吐水門から本流に戻している。
なお、渇水期には、多摩川本流に最低必要な毎秒2㎥は流すように取水を調節されているという。
よく考えられた取水口だと感心する。構造材料などは江戸時代から変わってきたといえ、歴史的にも見ごたえがある取水堰。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2022/12/12
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