平和を考える博物館 ~ 北九市立平和のまちミュージアム
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- 旅行時期:2022/09(約3年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
小倉・北九州市中心部 クチコミ:33件
勝山公園内に新しく出来た施設「北九市立平和のまちミュージアム」を早速見学して来ました。
今年4月19日にオープンしたばかりで、戦後76年が経過し戦争の記憶の風化が懸念される中、八幡大空襲を始め戦争による様々な悲劇がもたらされ、その悲惨さや平和の大切さ命の尊さを考える為、戦時下の市民の暮らしや戦後復興を果たしたまちの姿を展示する、平和を考える博物館として設立されたそうですね。
入館料は大人¥200・中高生¥100・小学生¥50とリーズナブルで近隣都市の方は証明書定時で割引も在るそうです。
館内はプロローグから6つのコーナーに分かれ順を追って説明・解説が進められ最後はエピローグで締められています。
写真や図面・地図によるパネルでの展示から実物や複製による展示と視聴覚から訴えるダイナミックな360度シアターなど工夫を凝らした展示内容に成っていました。
旧陸軍が実戦配備した風船爆弾の実物大は初めて知り見ました~、9000個余りが偏西風を利用し北太平洋を横断し300個ほどが米国・西海岸オレゴン州へ到達し落下爆発し6名が死亡したようです。
また、米軍が最も効率的に使用した安価な焼夷弾の実物大複製も初めて見ました。爆発と違い着火をさせて焼き払う為に使用するのもで、当時の日本は大半が木造建築であった為に用いられたようです。
特に360度シアターはアニメを使って子供にも解り易く、しかし、昭和20年8月8日の八幡大空襲の恐ろしさは脅威です。
そして、小倉の中心部に旧小倉陸軍造兵廠が在ったことから米軍は原子爆弾投下計画が進められ9日に投下予定でしたが天候不良の為に中止と成り、その数時間後に長崎に投下された事実はショックでしたね…。
今も地球上では戦争や紛争が絶えることなく繰り返されています…、ロシアに夜ウクライナ侵攻がそうであるように改めて平和とは何かを考える機会に成りました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- どこからも徒歩でも利便性が高いです
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 大人¥200はそれ以上に価値あるものです
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 平日のせいか少なくてゆっくり見学出来ました
- 展示内容:
- 4.0
- 解り易く工夫された展示内容が良いです!
- バリアフリー:
- 3.5
- 全く問題なく利用が出来ます
クチコミ投稿日:2022/11/23
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