ミュシャの母国チェコを凌駕しそうな豊富な展示物がたった500円で見られる
- 4.5
- 旅行時期:2022/10(約2年前)
-
by toshikunさん(男性)
堺 クチコミ:96件
勿論以前からその画風は知っていたけれど、数年前プラハ市民会館を訪ねて、ミュシャの芸術にすっかり魅了されてしまった。そして帰国してから、近所の美術館を調べてみたら、JR堺市駅前に堺市立のアルフォンソ・ミュシャ館があるのを発見した。車で出かけて、ベルマージュ堺の地下駐車場に車を入れた。地下の案内板を見たら、二階にミュシャ館の入り口があるという。エレベータで二階に上がると、ミュシャ館の場所に案内する看板があって、ベルマージュ堺の弐号館にあるという。そして、ベルマージュ堺弐号館立体駐車場というのもあるらしい。そちらの方が近かったのかもしれないが、入り口を知らない。二階の受付で入場券500円を購入し、妻が歩くのがつらいというので、車いすを無料で貸出してもらった。堺市在住の65歳以上は無料になるらしいが、堺市勤務の65歳以上はだめなんだろうか?美術館は3階と4階にあり、4階が順路だという。二連のエレベータのドアにもミュシャの絵が描かれていてお洒落だ。エレベータの中におディオガイドの説明書きがあって、QRコードを読み取るとスマホで無料でオーディオガイドが使えるという。ただし、イヤホンがないと音を出すのは禁止ということだった。イヤホンなしでもテキストの説明がみられるとのことだったが、画面が小さくて見る気がしなかった。次回はイヤホンを持ってこようと思う。それに展示物の近くにヘッドホンの絵でオーディオガイドがあることを示しているのだが、そこには番号が書いていないので、どのガイドと展示物が一致するのかがさっぱりわからない。せっかくここまでサービスを考えているのだからぜひ、その場所ではどのガイドを聞けばよいか、番号を振って分かるように改善してほしい。4階では現在「ミュシャとおとぎの国の姫君たち」というテーマで企画展が開催されていた(YOUTUBEで検索すると企画展の分り易い動画が上がっている)。なんでもチェコにもない貴重なミュシャの展示物が500点以上もあるそうで、企画展としてテーマ別の展示をしているようだ。3階では年間テーマ展示として「ミュシャLabo#02『色+線』」が開催されていた。こちらは、ミュシャの絵の色遣いや線使いがどのような視覚効果を生んでいるのかを分かりやすく解説していてよかった。見終わって館を出たのが来てから1時間20分後くらいだった。2階のイズミヤで千円以上買い物をすると1時間の駐車券が貰えるというので、二千円ほど買い物をして入庫後1時間40分で駐車場を出たらナント、料金は無料だった。10分オーバーしているはずなのだが、この辺り、大阪ではじかんきっちりにすると反発が激しいので、10分程度は許されるようになっていることが多いのだが、その大阪あるあるだったのかもしれない。大阪中之島美術館でも来週から「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」が開催されるので、そちらも行ってみようと、今回はその前哨戦として堺の美術館を訪ねたのだ。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.5
- エレベータに鏡がないのが残念
クチコミ投稿日:2022/10/14
いいね!:1票