奈良盆地を洪水から守る2005年竣工の比較的新しいダム

3.5
旅行時期：2022/06（約4年前）

by kasakayu6149さん（男性）

天理クチコミ：4件

岩井川ダムは2006年（平成18年）竣工の重力式コンクリートダム

訪問時はダム湖は常用洪水吐まで満水状態でした、勿論洪水時の貯留用の余裕はあります。
常用満水位から上部にある自然越流式の非常用洪水吐までの分が洪水時の「貯めしろ」になります。

ダム天端は遊歩道として開放されていますが来訪者が少ないのが大分雑草が生えていました。ダム天端よりダム下を望むと特に大きな施設はありませんでした、河川維持放流を利用した発電も行っていない様です。
下流方面を望むと奈良市等がある奈良盆地が良く見えました。奈良盆地は大きな河川が無く、昔から水の確保には苦労していたそうです。なので溜池や小さなダムがたくさんあります。

「岩井川ダム」によって形成されたダム湖は特に名前はありません。ダム湖の水位は常用満水位で非常用の貯めしろ分は確保されてはいますが、殆ど上昇する事は無い様で、現状水位より上は緑が生い茂っていました。

尚、「岩井川ダム」のダムカードはダムサイトではなく「奈良土木事務所」での配布となります。