松阪で紙問屋として名を馳せた豪商の旧宅
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- 旅行時期:2022/08(約3年前)
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by ハニーさん(男性)
松阪 クチコミ:5件
紙問屋として富を築いた小津清左衛門の屋敷です。屋敷の目の前の道が旧伊勢街道で、当時は伊勢詣での人々でごった返していたといいます。屋内はかなり広く、土間には大きなかまどがあります。これは参拝客を接待するために沢山煮炊きをしたためだそうです。松阪から伊勢神宮まで約40キロ。松阪で野宿をして向かう人もいたのだとか。長旅で疲れた人をおにぎりでもてなすということは、江戸での商売にも少なからず役に立つことだったことでしょう。また、松阪は木綿で有名ですが小津は紙の問屋。何故かと思いましたが、当時の生活では紙の需要は非常に高かったそうで、瓦版や手紙、商いの帳簿や浮世絵、障子に至るまで生活と切っては切れないものでした。日本橋の一等地に店を構えていたという絵図も残っていて、そしてその絵図と同じ場所で今でも店を構えているというのは、驚きです。蔵の資料展示もとても面白かったです。大正時代の長者番付がありましたが、世界の番付も乗っていて、アメリカのロックフェラー、イギリスのロスチャイルド。知った名前もあり、面白かったです。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2022/08/31
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