【花塚】花道の師匠をしのぶ、塚・顕彰碑

3.0
旅行時期：2022/04（約4年前）

by g60_kibiyamaさん（男性）

浅草クチコミ：115件

浅草寺の境内には実に多彩な碑や史跡が存在していますが、不思議に思ったのは西境内・浅草神社・それ以外のエリアを絶妙に振り分けられていることです。長年続いてきた日本の神仏習合は表面上崩されたのは明治以降ですから、現在の浅草神社境内にある諸碑はそもそもどういうゆかりのものなのか、気になってしまいました。
この花塚は花道の師、笠翁斉乱鳥をしのんで弟子たちが建立したもので、時代は19世紀はじめの文化年間。現在の碑の場所は神社境内の南東付近ですが、元来の場所はここではなく1956年（昭和31年）に観音堂裏手から移されたそうです。追悼系のモニュメントは本来神社より寺院…時が過ぎてもあまり厳密には区別していないようです。