日比谷見附跡　

日比谷見附は、江戸城の防御の観点から見ますと、とても重要な意味を持っています。

3.5
旅行時期：2022/05（約2年前）

by さいたまさん（男性）

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日比谷見附は、江戸城の防御の観点から見ますと、とても重要な意味を持っています。
江戸城の東側の防御面を考えますと、日比谷濠のお濠に連接した日比谷見附は、江戸城への入出を制約する重要な防衛拠点です。
このため、複郭式の石垣製の櫓と防御火網を設置していました。日比谷周辺は、昔、海浜だったこともあり、低湿地を利用した天然の地形障害地帯に連接し、出入り口を制約する日比谷見附門を設置したのでしょう。
桜田門から三宅坂にかけての高台地帯を防衛するための前哨地帯ともいえるかもしれません。
いずれにしても、江戸湾を東にした日比谷地区は、東側に対する守りの要だったようです。
その要点に、設置されたのが日比谷見附だったと考えるのが妥当でしょう。