20年間くらい掛かって彫られたそうです。
- 5.0
- 旅行時期:2021/11(約4年前)
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by 旅好者さん(男性)
宇佐・豊後高田 クチコミ:141件
東光寺は、宇佐空の郷から北東方向に少し進んだところにありました。本堂の右手後方の傾斜地に五百羅漢がありました。入口には石の門構えがありました。五百羅漢は15代住職の道琳さんが干害に苦しむ農民を救いたいと、当時有名な日出の石工・吉野覚之丞(あるいは覚兵衛)に依頼したもので、1863年(文久3年)から1882年(明治14年)までの19年間(1859年(安政6年)から1883年(明治15年)までの24年間との説もあるそうです)を掛けて520体の羅漢像を彫ったのだそうです。19年間だとすると13日間で1体を彫り続けたことになりますから、体力もさることながら大変な執念ですね。
本堂の真裏に回り込むと、小さな石の門構えの先に十六羅漢がありました。1849年(嘉永2年)に建立とのことですが、道琳さんは1848年(嘉永元年)に住職になっていますから、その翌年となります。また、十六羅漢の前に、仏足石がありました。十六羅漢と同時期の建立ですが、東大寺の仏足石を模して創られているとのことです。
ところで、五百羅漢などのある医王山東光寺ですが、創建年次は不明ですが天台宗のお寺さんだったとのことです。その後、1362年(貞治元年)に臨済宗に代わっています。戦乱期を経て荒廃しますが、1658年(萬治元年)には曹洞宗として再興されて、現在に至っています。門を入ってすぐの左手にお堂があり木像などが納まっていました。中央で邪鬼を踏みつけて立っているのは毘沙門天だと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2022/05/03
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