石工棟梁の意地が表わされている様です。

5.0
旅行時期：2021/11（約4年前）

by 旅好者さん（男性）

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富士見橋は、恵良川に架かっていて、斎藤という地区にありました。１９２５年（大正１４年）に築造されたもので、石工棟梁は松田新之助と吉村万太郎の共同となっています。細く切れ込んだ峡谷の脇の岩場にがっちりとした橋脚が築かれた３連アーチ橋です。橋長は４８．１ｍ、橋幅は４．５ｍ、橋高は１４ｍです。この架橋に当たっては石工棟梁の意地の話が残っています。当初の工事は１９２４年（大正１３年）に行なわれたのですが、工事途中で崩壊してしまったそうです。名工の誉れ高い石工棟梁の松田新之助は私財を投げ打って、翌年再工事を行ない、完成を果たしたのだそうです。橋脚の太さにその意地が表わされている様にも感じてしまいました。なお、ここには狭い駐車場がありました。　