さすがの設計と施工
- 4.5
- 旅行時期:2022/02(約2年前)
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by norisaさん(非公開)
丸の内・大手町・八重洲 クチコミ:3件
東京駅はご存じの方も多いでしょうが、この東京駅は駅舎は辰野金吾と葛西萬司が設計したもので、完成は1914年です。
1914年は第一次世界大戦が開始された年に当たりますが、奇しくもこの東京駅もこの年に開業し、それ以後日本で最も重要な駅のひとつになりました。
JR東日本、JR東海の在来線、新幹線が乗り入れる他に地下鉄も乗り入れています。
在来線は東海道線、山手線、京浜東北線など6,7路線などあり、新幹線も東海道線はじめ東北新幹線など7つの新幹線の始発駅です。
この東京駅でも辰野金吾と葛西萬司が設計した部分が残され、あるいは再現されたのがこの丸の内口です。
この赤煉瓦も埼玉県深谷市から運ばれたものだそうです。
赤煉瓦自身もいわく付きの作品で、煉瓦の国産化は難航を極めたそうですが、苦難の末に高品質な煉瓦を完成しこの東京駅に使われたとのことーー。
二階からはステーションホテルとして現在活躍中です。
そして、この駅は、あの関東大震災でもほとんど崩れることがなかったという優れもので、当時の帝国ホテル同様に堅固な設計と施工が評価されたようです。
この駅舎はもちろんステキで、辰野金吾はオランダのアムステルダム駅を参考にしたとかロンドンのターミナル駅をまねたなどの説もあります。
しかし、少なくとも実地に見た感想としてはアムステルダム駅とはかなり趣が異なり、東京駅の方が変化に富んで素晴らしいと感じます!
- 施設の満足度
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4.5
- 施設の快適度:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/04/10
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