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三嶋大社

寺・神社・教会

三嶋大社 施設情報・クチコミに戻る

伊豆国一ノ宮に位置づけられ伊豆国総社を兼ねる格式ある神社です!

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/03(約4年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

三島 クチコミ:2件

『三嶋大社』は、旧東海道の起点である「日本橋」から数えて11番目の宿場「三島宿」から伊豆半島の南端「下田港」までの南北区間を結ぶ「旧下田街道」の起点となる現在の三島市大宮町2丁目に鎮座し、主祭神に「三嶋大明神」と称されている山森農産の守護神「大山祇命(おおやまつみのみこと)」と”恵比須さま”として親しまれている福徳の神「積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)」を祀る神社です。
『三嶋大社』の創建は不詳とされていますが、『三嶋大社』が鎮座する周辺は奈良時代から平安時代の令制国のひとつ「伊豆国」の中心地として政務を執る「国府」が置かれたと伝えられており、平安時代に編纂されたとされる法制書「新抄格勅符第十巻抄」において神寺諸家の封戸に関する806年(大同元年)牒の抄出したものが主体とみられる現存する史料において『伊豆三嶋神』の記述に神封の奉充年が奈良時代中期の758年(天平宝字2年)である記録が残されているほか、第54代「仁明天皇」が即位した833年(天長10年)から逝去された850年(嘉祥3年)までの18年間の記録をまとめた歴史書「続日本後紀」(全20巻)などの古書においても『三嶋神』として記録が残されています。
また、平安時代中期の927年(延長5年)に編纂された日本の国家規範の中核であり文化を育み続けてきた膨大な法典「延喜式」においても「延喜式神名帳」の中に「名神大」として列格されているなど歴史のある神社であることが伺われます。
さらに平安時代末期の1180年(治承4年)になると1160年(平治元年)の「平治の乱」で敗れ「伊豆国」に20年間に渡り流罪されていた「源 頼朝」が源氏再興を『三嶋大社』に祈願し『三嶋大社』祭礼の日に旗挙げしたと伝えられており、その後の『三嶋大社』は「伊豆国一ノ宮」に位置づけられる「伊豆国総社」を兼ねる神社として、多くの武将から崇敬を集めるとともに「三嶋大明神」として全国各地にその名が広まっています。
現在の「社殿」は、徳川幕府・第15代将軍「徳川慶喜」の時代である1866年(慶応2年)に徳川幕府・第11代将軍「徳川家慶」の時代となる1854年(嘉永7年)に発生した「安政東海地震」により倒壊した「社殿」を再建したもので、2000年(平成12年)に国の「重要文化財」に指定されています。
「社殿」の様式は、1994年(平成6年)に国の「重要文化財」に指定された「三嶋大社矢田部家文書」(古文書・絵画・記録類など592点)のひとつとされる徳川幕府・第3代将軍「徳川家光」造営時とされる『三嶋大社』境内が描かれている「寛永絵図」から踏襲したものとされ、「本殿・幣殿・拝殿」が連なる権現造りの複合社殿となっています。
そのほか境内の建造物として「社殿」前に建つ1867年(慶応3年)に再建された「舞殿」および「神門」が1966年(昭和41年)に「三島市指定文化財」となっており、「神門」内側には推定樹齢が1200年とされ1934年(昭和9年)に国の「天然記念物」に指定された「金木犀」、「神門」外側には「源 頼朝」が源氏再興を祈願した際に腰を掛けて休息したと伝わる石とその横に「北条政子」が腰掛けたと伝わる石があるなど歴史とあわせて見どころの多い神社であり、限られた時間での滞在でしたが境内各所で楽しむことができました。
『三嶋大社』への電車利用によるアクセスは、JR東海道線「三島駅」南口改札からおよそ1.2キロメートル(徒歩15分程度)、伊豆箱根鉄道「三島田町駅」改札からおよそ600メートル(徒歩8分程度)となりますが、今回は家族で自動車を利用して三島・沼津エリアを訪れた際に『三嶋大社』境内南東側に整備された駐車スペースの広い駐車場(有料:1時間ごとに200円)を利用しとても便利でした。
訪れた日が3月初旬から中旬の日曜日の午前中でしたが、境内は観光やお宮参りの方など人出も多く拝殿前に参拝者の行列もできるなど三島エリアの観光スポットとして人気があることを実感しました。
そのほか境内の「神池」廻りや参道にサクラの木もあるので、機会があればサクラや天然記念物の金木犀が満開に咲く時期にまた立ち寄ってみたいと思います。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
3.5
JR・三島駅南口改札から徒歩15分程度、伊豆箱根鉄道・三島田町駅改札から徒歩8分程度です。
人混みの少なさ:
3.5
日曜日の午前中に参拝しましたが、拝殿前に行列ができていました。
バリアフリー:
3.0
境内のところどころに数段の段差があります。
見ごたえ:
4.0
社殿(本殿・幣殿・拝殿)、舞殿、神門などのほか推定樹齢1200年の金木犀など境内各所に見所があります。

クチコミ投稿日:2022/03/27

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