仙台～石巻間を10分短縮したハイブリッド快速

5.0
旅行時期：2021/02（約5年前）

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仙台～石巻・女川間を東北本線から仙石線経由で結ぶ快速列車。1日14本、概ね1時間に1本の運転で、仙台9時25分発と石巻20時1分発の各1本は「特別快速」で、停車駅は仙台(東北本線)・塩釜・高城町(以降、仙石線)・矢本・石巻のみ。快速は東北本線内は塩釜のみ停車の「赤快速」と東北本線内は各駅に停まる「緑快速」があり、仙石線内は高城町・野蒜・陸前小野・矢本・陸前赤井・石巻あゆみ野・蛇田・陸前山下・石巻で、石巻あゆみ野は一部のみ停車。仙台発20時47分発は石巻から先、石巻線に入り女川まで、石巻発6時37分発は女川6時発。
松島駅付近で近接していたのの、電化方式の違いから接続していなかった仙石線と東北本線との間に接続線を建設することで、駅数やカーブが多く、沿線住民が増えることでさらに速達性が下がっていた仙石線の弱点を克服し、仙台～石巻間を従来の快速と比べて上り11分、下り12分短縮した。以前から計画されていたものの、費用面から先送りされていましたが、東日本大震災後の復興事業として2015年5月に仙石線の全線復旧とともに運行開始。
車両は、交流電化の東北本線、直流電化の仙石線両方が走れるように、当時最新鋭のハイブリッドディーゼル車両のHB-E210系気動車が用いられており、車両のデザインは仙石線のラインカラーである青と、東北本線のラインカラーであるみどりを基調に、扉付近には地域の桜の名所をイメージした桜色を用いられています。また、ボックスシートで、トイレ付き。
仙石線内では、松島湾を眺めることもでき、東北本線と仙石線の渡り線なども見どころで車窓は楽しい。時間短縮で利便性が向上した一方で、仙石線の都合上、4両編成が限界であることから朝夕の列車は結構混雑。また、松島海岸に向かう場合は、高城町での接続が悪いので、仙石線利用をおすすめします。