三池炭鉱囚人労働で亡くなった人々の慰霊碑
- 4.0
- 旅行時期:2022/02(約2年前)
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by Decoさん(男性)
大牟田 クチコミ:130件
大牟田市の勝立工業団地緑地公園の小高い丘の上にある慰霊碑です。
三池炭鉱では昭和5~6年まで囚人労働が行われており、過酷な労働から多くの死亡者が出てこの地に葬られ、明治21年(1888)三池集治監の吏員(職員)が建立した慰霊碑が解脱塔(迷わず成仏できるようにとの意味が込められている)です。 解脱塔の一画には小さな碑文が設置されており、囚人労働の酷さを知り中止を訴えた三池集治監の菊池常喜医師の顕彰碑でした。
その横にはその後大正時代に発見された遺骨を慰霊する観音像、平成に入り工業団地造成の際に発見され遺骨を慰霊する合葬の碑、炭鉱の坑内で働き亡くなった馬を慰霊する馬頭観音があります。
場所は、オーム乳業の西側、松谷海苔九州工場の北側になります。公園の入口あたりに石柱の案内があり、説明のプレートは丘の下の方にありました。丘の上からは炭鉱の社宅が再開発された工業団地、ショッピングモール、住宅街などが見渡せます。
トイレは緑地公園の入口付近にあり。駐車場はありませんが、入口前の歩道が狭くなっており、停められそうな感じがしました。
今の私たちの生活の礎となった石炭産業は初期の囚人労働とその犠牲の上に成り立っています。大切にしなければならない慰霊碑だと思いました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2022/02/18
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