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信楽焼の町を結ぶローカル線

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/02(約2年前)
おけいはんさん

by おけいはんさん(男性)

甲賀 クチコミ:1件

JR草津線・近江鉄道の貴生川~信楽間の14.7kmを、23~25分で結ぶ第三セクター、滋賀県唯一の非電化路線。市町村合併により、全線甲賀市を走ります。1933年(昭和8年)に開通した路線で、当初は関西線の加茂まで延長する計画があったものの実現せず。第二次世界大戦中の1943年(昭和18年)には不要不急の路線とみなされ廃線になりましたが、終戦後の1947年(昭和22年)に再開したという歴史があります。1981年、特定地方交通線第一次廃止対象となり廃止が決定。1987年7月に、甲賀市や滋賀県、地元の近江鉄道や滋賀銀行が出資する第三セクター、信楽高原鐵道として転換されました。
始発駅となる貴生川駅は、JRのホームの奥にある3番ホームから出発。信楽高原鐵道の駅員はおらず、JRを出ずに乗り換え可能。IC乗車券の読取装置が置かれています。列車は、貴生川駅を出ると大きくカーブし草津線と分かれ、杣川を渡り田園地帯を通過すると、高低差が170mある33/1000の急勾配をゆっくりと走ります。車窓からは四季折々の草花が見られるほか、事故御座候廃止された小谷野信号場を通り、1991年5月に死者42人、負傷者614人を出した信楽高原鐵道衝突事故の慰霊碑の前を走ります。このあたりは民家がほとんどなく、駅がない理由もわかります。次の駅の紫香楽宮跡駅までの間が9.6キロもあり、全線の半分以上がこの勾配区間が占めています。奈良時代に聖武天皇が営んだ紫香楽宮の関連遺跡あと近くの紫香楽宮跡駅を出ると600mで信楽線開業当時からの木造駅舎を使用する雲井駅。さらに2.2kmで勅旨駅、1.0で玉桂寺前、1.3kmで終点、信楽駅に到着します。日本六古窯の一つである信楽焼の町である信楽駅は、高さ5mの大きなたぬきの焼物がある他、各駅には信楽焼のたぬきが飾られています。
衝突事故以降、列車交換のない運行で、概ね1時間に1本の運転。国鉄時代は京都への直通列車もあったそうですが、現在は線内折り返し運転のみ。すべてワンマン運行。米原と京田辺を結ぶ「びわこ京阪奈線」構想の一部であり、同じ一部の近江鉄道とは共通のフリーきっぷを販売するなどしています。なお、2313年9月の台風13号により杣川に架かる橋梁が濁流に飲み込まれ橋脚1基が流失したほか土砂崩れなどの被害により、2014年11月まで1年2ヶ月にわたり運休した。
車両は、2001年、2002年に導入された富士重工のレールバスベースのSKR310形と、2015年に導入した新潟トランシス製のSKR400形、さらには400形の車内を転換クロスシートにしたSKR500形の4両を保有。1987年の開業当時の車両は全て引退しています。

施設の満足度

4.0

コストパフォーマンス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
車窓:
4.0

クチコミ投稿日:2022/02/16

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