広野川の蛇行した狭窄部に造られたダム

4.0
旅行時期：2021/11（約4年前）

by kasakayu6149さん（男性）

南条・今庄クチコミ：5件

広野ダムは1976年（昭和51年）竣工の重力式コンクリートダムです。
洪水調節機能も担っている広野ダムは洪水期は豪雨の際の「貯めしろ」を確保するため非洪水期より水位を下げて運用します。広野ダムの場合は13m程水位を下げる様です。訪問時は非洪水期に入って間もない頃でしたが、今年は降雨が少ないのか、まだまだ通常水位まで戻っていない様でした。

ダム天端は道路として開放されていて天端から上下流何方も望めますが、ダムは日野川の曲がりくねった狭窄部に造られたため、ダム湖の奥の方が右に大きく曲がっていて望む事が出来ません。同様同下流方面もが直ぐに大きく曲がっているため下流方面も良く見えません。

本来、川の水は真直ぐ下りたいのに硬い岩盤等に遮られて蛇行する訳ですから川が蛇行している個所の岩盤はしっかりしている証左とも言えます。そういう意味では曲がりくねった谷の狭窄部にダムを造るのは理に適っている訳です

ダム堤体を渡ると岩谷川が岐阜県境にある夜叉ヶ池方面に延びています。広野ダムをベースに夜叉ヶ池を目指す方も多い様です

ダムカードはダム右岸の管理所で頂くことが出来ます