『鬼平犯科帳』の名場面の一つの舞台でした

3.0
旅行時期：2021/03（約5年前）

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都営地下鉄浅草線本所吾妻橋駅が最寄り駅。
本所吾妻橋駅Ａ０出口から南東へ約９２０ｍのところ、紅葉橋のすぐ近くに説明板があります。
「出村の桜屋敷」は鬼平犯科帳に登場する架空の屋敷です。
この辺りは鬼平犯科帳の舞台になった場所なので、架空だろうが何だろうが、「鬼平情景」という説明板がいたるところに立っています。
『鬼平犯科帳』では、若かりし頃の長谷川平蔵は、本所の出村町に道場にある一刀流の高杉銀兵道場に通い、修行を重ねていました。
その道場の北側にあったのが田坂直右衛門の屋敷で、このあたりにめずらしい数本の山桜の老樹が連なっていたので「出村の桜屋敷」と呼ばれていたとのこと。
この屋敷の孫娘・おふさに、長谷川平蔵とその剣友岸井左馬之助がともに思いをよせていました。
のちに豪商に嫁ぐことになり、船で去っていくおふさを、二人は「出村の桜屋敷」から見送ります。
『鬼平犯科帳』の名場面の一つだそうです。
説明板の前は親水公園になっていて、それなりに風情があるのですが、そのシーンを彷彿とさせるとまではいきません。