未来をみすえて造られた人工港
- 5.0
- 旅行時期:2021/11(約4年前)
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by Decoさん(男性)
大牟田 クチコミ:204件
三池炭鉱の石炭輸送のために建設された港です。
有明海は遠浅の海で大型船が着岸できなかったので、開閉式のゲートを設けて水位を調節しています。
築港の指揮を取った団琢磨は、石炭がなくなっても、港があれば新たな産業が起こせるとの考えで未来を見据えてこの港を造ったそうです。
お勧めの場所は四か所。
有明海沿岸道路の側に設けられた三池港展望所は、高さこそありませんが、三池港の形状が良くわかります。ボランティアの方の説明もあり。
島原への高速船乗場がある「あいあい広場」からは水位を保つ関門が見られます。
高速船乗場からさらに進んで北防砂提の手前にある旧海水浴場付近からは、南北の防砂提に挟まれた細長い航路と、内港の景色が見られます。
また、土日祝のみ公開の「旧長崎税関三池税関支署」は建物自体も見ものですが、石積みの岸壁がよく見えて、すぐ横には三池炭鉱専用鉄道敷(線路)も残っています。
遠浅の海で大型船が接岸するための工夫、専用鉄道を使った炭鉱との連絡などを考えながら見ると、また違った景色が見えてくると思います。
尚、三池港のすぐ近くには三井港倶楽部(高級船員や幹部社員の接待宿泊所として使われ、現在はレストラン)と、三川坑跡(三池争議と炭じん爆発事故の現場、土日祝のみ公開)があるので、併せて見学しても良いと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.5
クチコミ投稿日:2021/11/24
いいね!:4票
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