三池争議と炭じん爆発事故、歴史に立ち会ってきた三川坑
- 5.0
- 旅行時期:2021/11(約4年前)
-
-
by Decoさん(男性)
大牟田 クチコミ:204件
三池炭鉱の坑の中では後期に開坑、主力坑として多くの石炭を送り出してきました。
また、1960年の三池争議、戦後最悪の炭鉱事故と言われる1963年の三川坑炭じん爆発事故があった場所でもあります。また戦後には昭和天皇も行幸、実際に坑道に入られたとのことです。
管理棟(かつての事務棟)には写真や模型が展示され、争議と炭じん爆発事故に関する展示もありました。土産物売場兼カフェもあります。
屋外には三池炭鉱専用鉄道で走っていた電気機関車が展示され、その奥には入昇坑口と第二斜坑が保存されており、中に入ることができます。
炭じん爆発事故が起こった第一斜坑は既にありませんが、その跡地には慰霊碑があり、事故で亡くなった方のお名前と年齢が記されていました。20代の若さで亡くなった方もいて、言葉にできないような悲しみを感じました。
見学に際して、ボランティアの方のガイドを受けることができます。三川坑の歴史、争議や事故について知りたい方は、ガイドをお願いすることをお勧めします(時間にあわせてコース設定をしてくださるようです)。
世界遺産には認定されていませんが、歴史の重みという点では三池炭鉱の遺構の中でも重要な施設です。歴史を知る上でも一度は訪れたた方が負い場所だと思いました。
公開は土日祝のみ。同じ三池港エリアの「旧長崎税関三池税関支署」も同様の公開なので、併せて見学するのも良いと思います。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/11/24
いいね!:1票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する