700年前創祀の紀州熊野由来の古社
- 4.0
- 旅行時期:2021/03(約3年前)
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by ゆっくさん(男性)
王子・十条 クチコミ:1件
最寄駅のJR京浜東北線か東京メトロ南北線の「王子」駅から100m程。駅方面から来ると階段の参道が近いですが、表参道は日光御成道(岩槻街道)からとなります。表参道は南西から北東に延びています。なお、境内に無料の駐車場があります。
元准勅祭社、現東京十社の一社です。創建は不明だそうですが、1322年にこの地の領主である豊島氏が紀州の熊野から王子大神を勧請し、若一王子宮と称するようになったとのこと。王子大神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱を総称した神様だそうです。神社名がこの辺りの「王子」という地名の起源。
徳川家康により将軍家祈願所に定められ、歴代将軍により崇敬されるようになり、特に紀州出身の徳川八代将軍吉宗は同郷であることを喜び飛鳥山に桜を寄進したことで、江戸の花見の名所となったそうです。
社殿は南西向き。昭和57年に改修されたとのこと。前面の柱は白いのですが、全体的に黒塗りで金の装飾が施されています。社殿の前の両脇に一対の木が立っているのも印象的で、社殿全体が緑に囲まれて厳かでした。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2021/09/26
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