「平家物語」伝承の地
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- 旅行時期:2019/07(約6年前)
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by bluejaysさん(男性)
野洲・竜王 クチコミ:5件
妓王(祇王)は1172年、野洲郡江辺荘の役人橘次郎時長の娘として生まれたと伝わる。保元の乱で父を亡くすと、母の刀自・妹の妓女(祇女)とともに京にのぼり、白拍子となった。
妓王は平清盛の寵愛を受け、屋敷と毎月米百石・銭百貫を賜ったが、彼の寵愛が仏御前に移ると、屋敷を出て往生院で出家した。
付近には祇王井川・妓王寺など妓王にまつわる史跡があるが、妓王一家がこの地の出身だというのは伝承にすぎず、文献上は確認できない。祇王井川は12キロにも及ぶ水路で、強大な権力がなければ造れない。この地域は昭和30年まで「祇王村」と言っていたが、水争いで有利になるため、平家物語の伝承を利用したものと思われる。
近くの鏡の里には芸妓がいたので、そのうちの一人が京にのぼり妓王のモデルになったというのは、ありそうな話である。
駅から遠く、バスの本数が少ないため、野洲駅でレンタサイクルを借りるのを勧める。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2021/08/14
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