小さくなく大き過ぎない地蔵様が彫られている。
- 5.0
- 旅行時期:2021/06(約5年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
甲賀 クチコミ:16件
妙感禅寺から山手へと進み、防獣ネットを潜って暫く歩くと地蔵磨崖仏覆屋が見えて来る。鎌倉時代後期の作とされる磨崖地蔵菩薩像は両脇に2躰の脇侍が彫られているが、なにかはわからない。説明板に書かれたものによると〝地蔵経にいう掌善、掌悪の二童子であろうか〟とあり、特にこの形式を〝近江形式〟と呼ぶらしい。とのことであった。
彫られた由来については不明であるが、大き過ぎず小さ過ぎずの173cmの高さは〝特別な物〟というよりも〝親密感溢れるもの〟と表現した方が良いように感じる。
湖南エリアには磨崖仏がたくさん残っており、磨崖仏周辺にも巨石が無造作に置かれていることから、その巨石にも〝彫られた形跡〟を疑うものも少なくない。妙感寺磨崖地蔵菩薩像付近でも同じことが言えためる、確認しようと見てみたが、光が届かないのでわからなかった。
妙感寺から磨崖地蔵菩薩像を経て進むルートは三雲城址ハイキングコースでもあるようで、中世の城と一緒に散策することができるものとなっているようだ。
保存のためだが覆屋に覆われていることは、今までに訪れた磨崖仏と異なるものである。しかし風雨に当てない方が磨崖仏の劣化は防ぐことができるので、長きに渡る保存を考えると致し方ないかと思える地蔵様であった。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- JR草津線甲西駅から車で15分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れている間誰にも会わなかった。
- バリアフリー:
- 3.0
- 舗装はされていないので諦めるしかないだろう。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 保存状態は頗る良いようだった。
クチコミ投稿日:2021/07/04
いいね!:8票
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