高天神城を攻略するための城

3.0
旅行時期：2021/05（約5年前）

by norisaさん（非公開）

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高天神城から１０ｋｍ程度離れた横須賀城にやってきますが、横須賀といっても神奈川県の港湾都市ではありません！

天正6年（1578年）徳川家康は家臣の大須賀康高に命じて高天神城攻略の拠点として横須賀城を築かせました。

天正9年（1581年）高天神城は落城と共に廃城とし、この横須賀城が遠州南部の拠点として徳川家の重要な城となります。

横須賀城（別称松尾城）は、平山城として、山城から平城に移る中間期の特徴を備え、中世城郭と近世城郭のふたつを併せ持っています。

今は復元され、キレイな歩道や城跡となっており、本丸跡も今は何もない平地です。

普通ひとつしかない大手門が、この横須賀城には東西にあり「両頭の城」といわれました。

また「玉石積み」とよばれる丸い河原石を用いた石垣も、特徴としてあげられます。

この広場の隅には立体模型が設置されていますが、これを見ると近世中期までは城の手前まで海が深く入り込み、三方が入江と沼や深田に囲まれた天然の要害の地だったことがわかります。

高天神城が山城とすれば、この横須賀城はむしろ海城ともいうべき性格を持ち、南の海だけでなく、東西北を海や川を活かした堀に囲まれた、やはり難攻不落の城だったようです。

駐車場無料で十台程度おけるでしょう。