青森総鎮守の御社
- 3.5
- 旅行時期:2021/03(約3年前)
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by 毛利慎太朗さん(男性)
青森市内 クチコミ:12件
3月13日(土)16時20分すぎに参拝。
まず、御社号の「善知鳥」について。
酒好きなら市内・西田酒造店の大吟醸酒を思い浮かべるところであり、その難読ぶりに驚かされた方も少なくないのではないだろうか。
学術的には首が短いウミスズメ科の鳥を指すが、江戸時代に捕獲されたものの記録を見ると、カモのように首が長い。
幻の鳥か、はたまた他の鳥を「善知鳥」としたのか謎めいて面白いものだ。
一の石鳥居付近の解説版に絵や写真があるので、興味のある方はぜひ。
続いて、御社殿へ進んで参拝と相成る。
両脇に坐する狛犬の尊顔を拝し、非常にうるはしき気分となりにけり。
やまとおのこ(日本男児)もかくありたし。
続いて、授与所に向ひて、御朱印(初穂料500円)、絵馬(600円)、おみくじ(100円)を拝受致し候。
御朱印は大判で、筆の運びも力強し。
おみくじは「雪・月・花」から選び、その仕掛けもまた「いとをかし」若しくは「もののあはれ」とういふものか。
明治神宮のものと同じで和歌が書かれていたが、吉凶が書かれているのが”違い”であるか。
「のどけしな 外ヶ浜 風鳥すらも 世もやすかたと うとう声して」
江戸時代の紀行作家・菅江真澄の歌であるが、これは神社の創建者である善知鳥安方卿を忍び、雄鳥が「うとう」、雌鳥が「やすかた」と鳴いたとされる故事にちなむものであろう。
病気の欄を拝読すると「本復するが、油断すると命があやしくなる」とあり、気の引き締まる思いで神社を後にした。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 青森駅より約1キロ
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 私のほかは1、2名ほど
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
- 狛犬が凛々しい
クチコミ投稿日:2021/06/18
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