7色のレインボーカラーとちびまる子ちゃん電車

5.0
旅行時期：2021/03（約5年前）

静岡市（葵区・駿河区）クチコミ：12件

静岡市葵区の新静岡駅から清水区の新清水駅までの15駅、11キロを、昼間時21分で結ぶ路線。全列車2両編成のワンマン運転ですが、平日朝ラッシュ時間は最大1時間あたり15本、昼間や土休日は6～7分間隔の大都市の路線以上の高頻度運転を行っています。駅間距離が1～2キロで走り出すとすぐに次の駅に到着する電車ですが、各駅での乗降客は多い。自社発行のLuLuCa以外のSuicaをはじめ交通系ICカードの利用ももちろん可能。以前は昼間時も急行が運行されていましたが、静岡～清水への速達移動は並行して走るJRに任せ、現在は各駅の乗車機会を増やすため普通がメイン。ちなみにJRとは草薙駅が乗り換え駅となっています。
起点となる新静岡駅、終点となる新清水駅はともにJR駅からは離れており、新静岡駅はJR静岡駅から商店街を抜けて徒歩10分程度、新清水駅は、JR清水駅から駅前銀座というアーケードを抜け、東海道線の踏切を渡った先にあり徒歩10分程度のところにあります。
車両は自社発注のステンレス車両で、1973年から活躍してきた1000形から2016年に登場したA3000形に置き換えが進んでいます。A3000形は無塗装の車両と「shizuoka rainbow trains」と称する静岡県にちなんだ、いちご（赤）、桜エビ（ピンク）、みかん（オレンジ）など7色のデザインがあり、楽しい。WiFiも完備されるなどサービスレベルも高い。一方1000形は残り3編成となりましたが、うち1編成は、2015年から、テレビ放送25周年や新作映画公開を記念して、静鉄とちびまる子ちゃんランドがコラボした「ちびまる子ちゃんラッピング列車」となっています。車体、車内にはちびまる子ちゃんのアニメイラストで静岡の街並みや富士山、キャラクターをラッピング。つり革の一部がちびまる子ちゃんの顔になっていたり、ちびまる子ちゃんの名言集、友蔵の俳句、イラストなどでデコレーションされています。さらに車内放送も、平日は昼間時、土休日は終日、まる子ちゃん役の声優であるTARAKOさんによる音声のアナウンスが行われています。当初は1年の予定でしたが、人気で延長を繰り返しており、2021年も運行中。それぞれの列車の運行ダイヤは、静鉄のwebサイトに掲載されています。