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花園神社

寺・神社・教会

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1821年(文政4年)に寄進された精巧な唐獅子像は見ごたえがあります!

  • 4.0
  • 旅行時期:2020/11(約5年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

新宿 クチコミ:23件

『花園神社』は、創建時期が不詳ですが新宿区新宿5丁目に鎮座する新宿総鎮守として「徳川家康」が江戸に入府した1590年(天正18年)以前に「大和吉野山」より現在の新宿区新宿3丁目「新宿伊勢丹」付近に勧請(神様の分霊を迎え祀ること)され御祭神として信仰を集めていた稲荷神の穀物の神とされる「倉稲魂命(うかのみたまのみこ)」(のちに「尾張徳川家」下屋敷内の庭の一部であった現在地に遷座することになった「花園稲荷神社」)、現在地が「尾張徳川家」下屋敷内であった時代に祀られていたとされる「大鳥神社」御祭神とされる戦勝の神である「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、現在の新宿区新宿4丁目に以前鎮座していた「雷電稲荷神社」御祭神の穀物・農業を司る女神である「受持神(うけもちのかみ)」の3神がそれぞれ合祀され本殿に祀られています。
社名の由来は、徳川幕府・第3代将軍「徳川家光」の時代である寛永年間(1624年から1645年)に「尾張徳川家」下屋敷の庭の一部で多くの花が咲き乱れていた美しい花園の跡(現在の境内)に遷座(神様の場所を移すこと)したことによるとされています。
『花園神社』境内への出入は、境内東側の「明治通り(都道305号)」に面する朱塗り・鉄骨造りの大鳥居が建つ表参道、境内南側の「靖国通り(都道430号)」に面する石造りの鳥居が建つ南参道、境内西側(本殿裏側)に「新宿ゴールデン街」に通じる道路から石段を上がり石造りの鳥居が建つ裏参道があり、近くを訪れた際に今までに数回に渡り参拝に立ち寄っています。
「靖国通り(都道430号)」に面するビルとビルに挟まれた幅が4~5メートル程度の南参道から石造りの鳥居をくぐってすぐの場所に配置されている雌雄一対の銅製「唐獅子像」は、1984年(昭和59年)に「新宿区指定有形文化財 彫刻」に登録されています。
以前に参拝で立ち寄った際は「唐獅子像」全体が金網で覆われていましたが、今回は金網が取り払われていたので写真撮影してみました。
(自分が金網で覆われていた「唐獅子像」を最後に確認したのは今回の1か月ほど前になります。)
この「唐獅子像」(像高75センチメートル)は、江戸時代末期の徳川幕府・第11代将軍「徳川家斉」の時代である1821年(文政4年)に氏子たちによって寄進されたもので、江戸末期の鋳工として活躍した初代「村田整(むらたせいみん)」の代表作であり、彫工「佐脇主馬(さわきかずま)」が制作した木彫り原型から頭部を四つの部分(上頭部・顔・後頭部・たてがみ)に分割、身体も胴から後足、前足、尾の三つの部分をそれぞれ左右に分割して鋳造したものを鋳掛け溶接技法で接合したとされる小さな像ですが精巧な造りに目を奪われました。
また「唐獅子像」が設置されている石工「本橋吉平衛(もとはしきちべえ)」により制作された注連縄を浮彫にした石造りの台座(台座高:137センチメートル)も鋳造の「唐獅子像」とともに見ごたえがあり必見です。
そのほか『花園神社』は、「鷲神社(東京都台東区)」、「大國魂神社(東京都府中市)」とともに「関東三大酉の市」のひとつとに数えられるなど新宿歌舞伎町から徒歩圏内のお薦めできるパワースポット神社でもあります。
機会があれば、「酉の市」にあわせて立ち寄りたいと思います・・・

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
地下鉄・新宿三丁目駅E2出入口を出たところです。歌舞伎町からも徒歩圏内です。
人混みの少なさ:
4.0
参拝者が絶えることがあるませんが、企業の安全祈願などがある場合を除き込み合うことはありません。
バリアフリー:
2.5
本殿を参拝するには、石段を昇ります。
見ごたえ:
4.0
江戸時代の鋳工・彫工・石工の匠たちが制作した唐獅子像があります。

クチコミ投稿日:2021/05/09

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