「歌枕」として都人のあこがれの地、芭蕉は「白河の関にかかりて旅心定まりぬ」と記した
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- 旅行時期:2021/03(約3年前)
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by ハンクさん(男性)
白河 クチコミ:4件
「奥の細道」を辿る旅の途中、白河の関跡を訪れた。芭蕉は「心許なき日数重なるままに、白河の関にかかりて旅心定まりぬ。」と記している。この地を訪れることが重要であったことがうかがえる。現在はこの地には白河神社が建てられている。
白河の関は奥州三古関のひとつに数えられ、奈良時代から平安時代頃に国境の関で人や物資の往来を取りしまる機能を果たしていた。その後その機能は失なわれたが、「歌枕」として文学の世界で都人のあこがれの地となり、能因法師や西行法師、平兼盛らがこの地で多くの歌を残した。芭蕉自身はこの地で詠んだ句はないが、同行した曾良が「卯の花を かざしに関の 晴れ着かな」を残している。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2021/03/08
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