妖怪九尾の狐が討伐されて石になった伝説の地、今も亜硫酸ガスの匂いが立ち込める
- 5.0
- 旅行時期:2021/03(約5年前)
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by ハンクさん(男性)
那須 クチコミ:2件
「奥の細道」を辿る旅、雲巌寺に続いて車で殺生石を訪れた。芭蕉は1689年4月にここを訪れ、「殺生石は、いで湯のいづる山陰にあり。石の毒気いまだ滅びず、蜂、蝶のたぐひ真砂の色の見えぬほどかさなり死す。」と記している。確かに付近一帯は亜硫酸ガスのにおいが立ち込め、有毒火山ガス量が多い時は立ち入り禁止になるそうだ。周囲は荒れ果てた草木が全く生えない火山地形で、「賽の河原」には「野仏群」「千体地蔵」「教伝地蔵」がならんで、地獄の雰囲気を盛り上げている。
平安時代の初め、鳥羽上皇が寵愛したという伝説の女性・玉藻前(実はインド、中国を荒らし回った妖怪九尾の狐)が、正体をを見破られ、逃げた先の那須の地で討伐されて石となったという。その後も石は毒を発して人々や生き物の命を奪い続けたため「殺生石」と呼ばれ、1385年に玄翁和尚によって3つに打ち砕かれ全国に飛散したという。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/03/08
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