海軍の特攻艇「震洋」の格納壕跡
- 4.0
- 旅行時期:2020/12(約4年前)
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by はまちゃんさん(男性)
喜界島 クチコミ:37件
少し判りにくいところにあるので詳細場所を記します。喜界空港から車で20分ほど、喜界町大字早町の県道619号線の東100mほどの間道に「震洋格納壕跡」があります。すぐそばに“観音堂”とお墓があり、 Google マップにある“観音堂”を目印に行けは判ります。
現地にある説明板(添付写真参照)によると、『大平洋戦争末期、喜界島上陸を目的とした米軍艦船に対して250キロ爆弾を搭載し、体当たり攻撃を計画した海軍の木製小型モーターボート、特攻艇「震洋」(通称:マルヨン艇)の格納壕跡です。この一帯に数か所あった奥行50メートル程の格納壕には、50艇が格納されていた。部隊も配置され出撃命令を待ったが、米軍上陸部隊が島に接近することなく終戦を迎えたため、ここからは1艇も出撃しなかった。』とあります。
集落の山際にぽっかりと開いたコンクリートと石積みで造られた穴の周りには南国の草木が茂り、とても特攻艇「震洋」が格納されていた壕とは思えないほど簡素なものでした。
長閑で綺麗な喜界島にこんな歴史があったことを知らなかったし、説明板を読み、命がけで攻撃命令を待っていた兵隊さんたちのことを考えると胸が熱くなりました。
島内には、この「震洋格納壕跡」の他に戦闘指揮所跡(喜界町中里)、掩体壕(喜界町湾)、海軍航空基地戦没者慰霊之碑(空港臨海公園)など戦争に関する遺構や碑がありますので、興味のある方は観て回られることをおススメします。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2021/01/25
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