伊豆国の一之宮兼総社

5.0
旅行時期：2020/09（約5年前）

by ゆっくさん（男性）

三島クチコミ：2件

　車で訪れました。駐車場は三嶋大社の東側にあります。有料です。
　御祭神はオオヤマツミ命とコトシロヌシ神です。この2柱を三嶋大明神とお祀りしています。伊豆国の一之宮、旧官幣大社に当たります。一説には総社も兼ねているそうです。
　総門、神門を通り、まず目に飛び込んでくるのが舞殿です。そして、その奥に拝殿・幣殿・本殿があります。社殿はかなり大きく立派で、重厚感たっぷりでした。近づくと四方を立派な彫刻で覆われていました。国の重要文化財だそうです。
　創建は不詳とのことですが、三嶋大社の目の前を東西に走る道路は東海道、南に伸びる道路は下田街道とのことで古来から交通の要所だった場所だそうです。頼朝三社の一社でもあり、江戸時代には神社を中心に三嶋宿も置かれ、この三島という地名も、神社の名前から付いたそうです。
　御朱印は、総門と神門の間にある社務所で拝受できます。社務所の前に矢田部式部盛治という人の銅像が建っていたのですが、江戸時代末期の東海地震の際に社殿が崩壊したのを、この方が全国を行脚して勧進を募り、今の社殿に再建したとのことです。矢田部家は、創建当時から代々三嶋大社の神主を務めているそうです