天平美術は大阪から始まった!
- 4.0
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
-
-
by 悠太郎さん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:1件
天平時代とは、奈良時代のことを指します。
中学時代に読んだ井上靖『天平の甍』以来、天平という響きは、ぼくに取って遥かなる憧憬の対象になっていました。その「天平礼賛展」が、大阪市立美術館で開催されていました。午後から奈良へ移動する朝、しっかりとイメージを膨らませました。
祝日ということもあって、偶然にも学芸員さんの講義も聞くことが出来ました。
天平文化、正倉院宝物や古寺の仏像など奈良時代の美術工芸品、すなわち天平美術は日本美術の古典とみなされ、今なお人々の心をとらえてやみません。そして、この天平美術を愛したのは何も現代人だけではありませんでした。平安時代以降、歴史の中で幾度となく振り返られてきたのです。本展では天平美術の名品とともに刺激を受けた後世の作品が紹介されていて、日本の美の古典としての評価を得るに至った過程が体験できます。天平改元も、大仏建立も、実は大阪がきっかけだったとのことです。絵画・彫刻・工芸・書蹟、様々な分野に見られる天平礼賛の歴史を堪能出来ました。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 駅近。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 展覧会の相場。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- ゆったりと見られました。
- 展示内容:
- 4.0
- よかったです。
クチコミ投稿日:2020/11/27
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する