3密の水族館。新型コロナウィルス流行時の混雑日の訪問は、感染リスク覚悟で。
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- 旅行時期:2020/11(約5年前)
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by ワンダラーさん(男性)
丸亀・宇多津・多度津 クチコミ:2件
水族館が好きで、全国を廻っていますが、「四国初の本格的水族館オープン」というキャッチフレーズと、またイルカショーも始まったというので、11月の3連休初日に初訪問した個人的な感想です。
朝10時の開館直後に着きましたが、チケット売り場には千人近いと感じる大行列。
感染予防で行列に並ぶのは代表者だけにして間隔を空けて並ばせるのが今日の感染予防常識なのですが、ここは無頓着に全員を行列させているのでびっくり。
休日で家族連れが多く、お子さん達が(マスクはしていても)大声ではしゃいでいます。入場制限もなさそう。
感染リスクが大きそうで怖いので、隣接の臨海公園諸施設を一回りして大混雑を回避。
行列が減ったので、大人@2,200円のチケットを買って、検温・消毒して入館しますが、パンフレットはなくて小さな館内案内図だけで、一般的に記載されているショーや餌付け時間の記載がなくて、入場料金の割りに不親切に感じます。(ショータイムの館内表示はある)
一番の目玉はイルカショー(ここでは「イルカプレイングタイム」と呼ぶ)ですが、1日に僅か3回のみ、従って見終わるまで2時間近く観客が滞留し、入れ替わりが少ないです。
観客席は2階に当たる屋上ですが、座るベンチシート席数が少ない上に、ソーシャルディスタンスのための観客誘導がなく、ぎっしり密に座り、さらに階段や通路などに座る人もいます。
ふつうは、通路床は色分けなどして安全管理をするものですが。
ショーが始まる際にソーシャルディスタンスで間を空けるようにアナウンスされますが、後の祭りです。
肝心のショー内容は、小さめのマダライルカ7頭がジャンプなどを見せてくれますが、高さも低く、大きなバンドウイルカのジャンプや多芸を見慣れていると、迫力を感じにくいです。
旭山動物園のモグモグタイムを真似た、飼育員による餌付けや解説も、コツメカワウソ水槽とアシカ/アザラシ水槽(ペンギンは鳥インフルエンザで公開中止中)でありますが、こちらは1日2回のみで、全部を観るのは大変です。
また、水槽内に入っての解説ではなく、狭い館内通路に立って後ろ向きでの解説なので、周りは密そのものです。水槽内の陸場でマイクを使って観客に向きあって話しかければと。
展示のメインになる魚類の水槽群ですが、ここでは「○○の景」という見せ方が特徴です。(ここ20年ほどの主流の生息環境を切り取った展示とは違うものです。)
1つの魚名しか書かれていませんが、2種以上を混合飼育している水槽も多いです。
魚名に魚の写真も付けるとかしないと、同定が困難な観客も多いと思います。
水族館に社会教育施設の面を期待する観客もいるので、スマホ操作で泳いでいる魚の名や特徴解説が聞けるとか画像が出るとか、現代的な工夫があると良いのですが。
入口は1つですし、出口とミュージアムショップへの出口で人数の自動計測をすれば、在館者数のコントロールは容易だと感じました。
火災などでの安全管理上での「定員」は、興行場営業許可(あるいは博物館)で決まっているはずです。
コロナ下での感染予防では、さらに少ない在館者数にコントロールするとともに、アシカショーなどでの密回避をしていけば、安心して観覧できる施設になるでしょうが、現状での混雑時の観覧には感染リスクの覚悟が必要と、痛切に感じる水族館でした。
- 施設の満足度
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2.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 1.5
- 大人入場料@2,200円は高い感、映画館料金位が妥当か
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 3密がコントロールされていない
- 施設の快適度:
- 1.0
- イルカ観覧席はデザイン優先で屋根は小さく風除けもなく、通路床も一部が欠けて芝になっていて危ない。
- 動物・展示物の充実度:
- 2.0
クチコミ投稿日:2020/11/26
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