一之御殿から順にお参りします。

5.0
旅行時期：2020/10（約5年前）

by 旅好者さん（男性）

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上宮は南方向を向いています。周囲は回廊で囲まれていて、南面の中央には大きな南中楼門（勅使門）があり、二之御殿（御祭神は比売大神です）の拝殿となっています。その左に離れて拝殿があり、一之御殿（御祭神は八幡大神（応神天皇）です）となります。それと対極の右に三之御殿（御祭神は神功皇后です）の拝殿があります。
さて、お参りを、となります。南中楼門は真ん中にあり、大きくて唯一の楼門ですから、まずはここにお参りをしたいと思いますが、それは間違いとのことです。一之御殿から順にお参りするのが決まりだそうです。迷っている人はいない様に見えます。皆さんには常識のことなのでしょうかね。
各御殿（国宝）はちょっと覗き見るだけですが、神社の説明によれば、宇佐神宮の建築様式は八幡造と呼ばれます。奥殿を「内院」、前殿を「外院」といいます。内院には御帳台があり、外院には御椅子が置かれ、いずれも御神座となっています。御帳台は神様の夜のご座所であり、椅子は昼のご座所と考えられています。各御殿の建造年は一之御殿が７２５年（神亀２年）、二之御殿が７３３年（天平５年）、三之御殿が８２３年（弘仁１４年）とのことです。また、この八幡造の元となったのは、二之御殿の脇殿である北辰神社の建物ではないかと見られているそうです。