川金さんらしい鮎小屋
- 5.0
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
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by トゥーバーズさん(非公開)
砺波 クチコミ:1件
庄川沿いには、水記念公園の横に鮎の里。雄神橋のたもとにある鮎やさん。そして川金さんの鮎の庄と、三軒の鮎小屋があります。
庄川の鮎は自称天下一、その真偽は置いておいても、特徴的なところのある鮎なのは確かです。というのも、とても小さい鮎なのです。長良川や四万十川の大ぶりな鮎に比べると、子供のような体長です。この小ささ故に、囲炉裏で塩焼きにした時に、頭の先から尻尾の先まで、骨ごとバクバク食べることができるんです。このメザシを食べるように(9月頃から11月の今頃まではシシャモ化します)ボリボリバクバクと5匹程も並べて食べる、そのスタイルの鮎が庄川の名物になっています。
その美味しさは、長年川金さんがそうであったように、川魚料理の料亭で供されていました。90年代、その常識を変えたのが鮎やさんでした。今の店舗で、ランチで鮎尽しを気軽な値段で楽しめる鮎小屋をオープンしたのです。
これが当たりました。評判になり、地元に客がこれば連れて行く人気店になります。その後、後発の鮎の里さんも同じような鮎のランチメニューを出して人気となり、それを見て川金さんも、従来の料亭・料理旅館としてではなく、気軽に鮎を出す鮎の庄をオープンします。
川金さんは庄川温泉を引湯していませんから、お風呂は庄川の伏流水を使っています。お風呂の客も鮎も同じ水に入れてるわけで、つまり温泉旅館ではないのです。その分地域を代表する料亭の老舗としての誇りを持って料理旅館を営んでいます。個人的なオススメはお造り外して鮎追加の梅+の注文ですけれど、少し下流にある分、本来の川金らしさは鯉のお造りがついてる松のセットにあるといえるわけです。とにかくこちらのお店は、鮎以外のお料理のお味も、ちょっとした煮物なども美味しく、御膳としての完成度がとても高いお店になっています。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 3,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 5.0
- 観光客向け度:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/11/05
いいね!:5票
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