樹齢200年から350年を超える古木の藤蔓の曲線美と種類の異なる藤花はお薦めできる花見スポットです!
- 4.5
- 旅行時期:2019/04(約7年前)
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by hiroさん(男性)
前橋 クチコミ:1件
『須賀の園』は、「市制および町村制」(通称:町村制)の施行によって1889年(明治22年)に周辺13村が合併することにより成立した南勢多郡「桂萱(かいがや)村」(現在の前橋市桂萱地区)の村長であった「須賀政助」氏が1909年(明治42年)に約3000坪の敷地を池泉回遊式の個人庭園として造成したものです。
1930年(昭和5年)になると一般公開されるようになり藤の名所として親しまれるようになっていましたが、その後しばらくの期間にわたり手入れも伴わず放置状態が続く中、樹齢350年を超すものもある種類の異なる9本の藤の勢いも弱っている状況であったため、前橋市が1974年(昭和49年)に制定した「水と緑のまちをつくる条例」による保存樹の取り組みの一環として前橋市土地開発公社が1996年(平成8年)敷地のおよそ半分を取得しています。
1997年(平成9年)より樹木医によって弱っていた藤の樹勢回復措置が行われたのち、敷地内に既存する建築物の撤去および約1000平方メートルの藤棚を中心に園内整備が進められ2005年(平成17年)に前橋市の管理する新たな『須賀の園』として一般公開(無料)され、藤の開花時期に合わせて毎年「藤まつり」が開催されています。
『須賀の園』へのアクセスは、JR両毛線「前橋駅」北口より徒歩で25分程度(約2キロメートル)、バス利用の場合は「前橋駅3番のりば」より「マイバス東循環線」に乗り(約25分)「保健所・保健センター」で下車し徒歩1分程度の広瀬川沿いに位置します。
『須賀の園』に専用駐車場は完備されていませんが、「藤まつり」期間中には広瀬川沿いの「保健所・保健センター」敷地内の駐車場が臨時駐車場として開放されます。
今回は、初めて「藤まつり」の時期に『須賀の園』を訪れましたが、ノダフジ(口紅藤・赤)3本、ノダフジ(白)1本、ノダナガフジ2本シロフジ2本、ヤエコクリュウ1本の5種・計9本におよぶ樹齢200年から350年を超える古木の藤蔓がさまざまな曲線を描くように約1000平方メートルの藤棚に絡まりながら種類の異なる赤色・白色・紫色や八重の花びらなどが垂れ下がり咲く様子は見応えがありお薦めできる花見スポットです!
また、『須賀の園』の園内で開催される「藤まつり」は、地元自治会の方々による仮設テントでの販売コーナーが設置され”焼きそば”や”焼きまんじゅう”などの販売のほかに広場の特設ステージで上州名物”八木節”が披露されるなどアットホームな雰囲気があり小さな子供からお年寄りまで家族で楽しめるイベントとなっており、こちらもお薦めできます。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 2.5
- JR両毛線・前橋駅から約2キロメートル、専用駐車場は完備されていません。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 藤まつりが開催期間中で地元の方が大勢いました。
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.5
- 樹齢200年から350年を超える古木の藤蔓の曲線美と種類の異なる藤花はお薦めできます。
クチコミ投稿日:2020/06/13
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