白島崎

隠岐諸島を代表するジオスポット一つです！

• 4.5
• 旅行時期：2019/08（約6年前）

by hiroさん（男性）

隠岐諸島 クチコミ：38件

『白島（しらしま）崎』は、日本海の離島・隠岐諸島最大の島である「島後（隠岐の島町）」の最北部に突き出た岬です。
高さ約５０メートルから２００メートルの断崖が続く『白島崎』から周辺の「白島海岸」に浮かぶ「沖ノ島」、「白島」、「松島」、「小白島」など三十有余の島々（無人島）の一帯は、１９３８年（昭和１３年）に国指定文化財として「名勝および天然記念物」に指定されています。
また、１９６３年（昭和３８年）に隠岐諸島が「大山隠岐国立公園特別保護地区」として追加指定され保護されています。
今回は、「島後」の海の玄関口である「西郷港フェリーターミナル」から観光バスで『白島崎』と「白島海岸」一帯の無人島群から水平線まで続く「日本海」の大パノラマの絶景を一望できる観光スポット「白島展望台」に立ち寄りました。
「白島展望台」へのアクセスは、「西郷港フェリーターミナル」から「白島展望台」駐車場（公衆トイレ施設あり）まで自動車で４０分程度、駐車場から展望台まで舗装されていない遊歩道を徒歩３分程度となります。
この地域は、対馬暖流の影響とされる独特な気候であり北方系・南方系・大陸系の植物が混在し、展望台に向かう遊歩道に群生しているアジサイの花は１２月ごろまで咲いているほか、天然記念物「オオミズナギドリ」の貴重な繁殖地にもなっています。
また地質学的にも貴重な地域で『白島崎』から「白島海岸」一帯の無人島群が３種類の火山岩（「流紋岩」・「粗面岩」・「玄武岩」）により成り立っており、地名の由来とされる白く見える岩肌が国内では珍しい「島後」の代表的な岩石のひとつとされる「アルカリ流紋岩」（石英とナトリウムやカリウムなどのアルカリ長石が主な成分）であり、５５０万年ほど前に噴出した「流紋岩」や「粗面岩」によるものとされています。ちなみに「アルカリ流紋岩」のアルカリ成分が多くなると「粗面岩」になるそうです。
黒く見える岩肌が「玄武岩」（主に輝石とカルシウムの多い長石からなる岩石）については、２８０万年ほど前に噴出した岩石とされ「白島崎玄武岩類」と呼ばれています。
２０１３年（平成２５年）には、隠岐諸島の地質などが生み出した自然環境に最適化した文化が評価されて「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」に認定されています。
「白島展望台」からの眺望は、天候にも恵まれ『白島崎』陸地部分の松などの緑と「白島海岸」一帯の無人島群の白い岩肌から「日本海」の碧く澄んだ海が水平線まで続く大自然の絶景を堪能できました。天候の良い日にお勧めできる観光スポットです！
機会があれば観光船で海上から『白島崎』周辺の観光をしてみたいです・・・

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  白島展望台から白島崎と白島海岸一帯の無人島群

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  白島展望台から白島崎と白島海岸一帯の無人島群

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  白島展望台から

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クチコミ投稿日:2020/04/26

• 施設の満足度: 4.5
• 利用した際の同行者: 社員・団体旅行
• アクセス: 2.5
• 景観: 5.0
• 人混みの少なさ: 4.5
• バリアフリー: 3.0