沖縄県立第三中学校と第三高等女学校所縁の戦没者を祀っている慰霊碑。
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- 旅行時期:2020/04(約6年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
名護 クチコミ:6件
沖縄県立名護高等学校敷地内に建立されている南燈慰霊之塔は、県立第三中学校と第三高等女学校の戦没者を合祀した慰霊碑である。
沖縄戦に於いて各校から学徒隊を結成し、熾烈な戦いに参戦して多くの犠牲者を出したことは変わりはありません。三中の生徒は独立混成第44旅団第二大隊を主として防衛隊員・鉄血勤皇隊員及び通信隊員として動員され、真部山・八重岳・名護岳・多野岳と言った場所で任務に就き339名もの犠牲者を出している。また三高女生徒は女子挺身隊員・従軍看護士として任務に就いて、やはり36名もの尊い命を散らしいる。
元々は三中健児之塔として名護の兼久公園に建立された慰霊碑に端を発し、1972年に三高女戦没者を合祀している。その後平成13(2001)年に南燈慰霊之塔と改称し、現在地に移設され現在に至っている。
合祀の理由はわからないが、現在の名護高等学校の前身が両校としていることに起因していると思われる。また戦後に復興されることなしに廃校となってしまった学校の学徒隊慰霊碑が遺族や同級生の高齢化に伴い、慰霊祭の開催が困難になっていることを考えれば、名護高等学校同窓会が引き継いでいることはありがたいことではないかと思える。
学校グラウンド横に建立された南燈慰霊之碑は、いつも元気な在校生の声を聞きながら自分達が経験できなかった楽しい学生生活を送っている少年少女達を静かに見守っている・・・そんな風に私は感じた。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 名護市内から車ですぐ。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 学生さんは多いですが。
- バリアフリー:
- 4.0
- 碑の足元は芝生敷です。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 建立の意図が伝わってきました。
クチコミ投稿日:2020/04/10
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