闇にこだまする胡弓の音に魅せられて
- 5.0
- 旅行時期:2003/09(約22年前)
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by 紅映さん(非公開)
八尾・大沢野 クチコミ:1件
二百十日の初秋の風が吹く頃、毎年9月1日から3日にかけて行われる年中行事です。今も昔も多くの人々を魅了してやまない行事です。
町毎に揃いの浴衣を着て、編笠の間から少し顔を覗かせたその姿は、幻想的でとても優美。女子は初々しく、男子は凛々しく。
雪洞の明りがやさしく照らす町の通りを「町流し」して練り歩きます。
町流しは地方(じかた)という「唄い手」「囃子」「三味線」「太鼓」「胡弓」からなります。三味線が出を弾き、胡弓が追う。太鼓が軽く叩かれ調子を上げると囃子が唄を誘います。唄は甲高い声で唄い出して、息継ぎなしに詞の小節をうねらせ、唄は楽器に応え、楽器は唄に応えます。唄が終わると「合いの手」と呼ばれる楽器だけの間奏曲が奏でられます。
こうして夜が明けるまで続く町流しにどこまでもついていった日の、町を流れる水の音を、今でも忘れることが出来ません。
闇の中に浮ぶ山里のひとときのお祭り。今でも素敵な行事のままであってくれますように。
訪問日 2003年9月
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 催し物の規模:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/02/22
いいね!:5票
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