郷土の誇りを大切にして、廃止して欲しくない記念館
- 4.5
- 旅行時期:2019/10(約6年前)
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by ワンダラーさん(男性)
十和田市 クチコミ:4件
新渡戸記念館は、元々は新渡戸家所有の墓所の土地の一角に親族がつくった私設図書館兼博物館だったという。
そこを十和田市が、開拓の偉業を後世に伝えるため、新渡戸家の協力を得て1965年に新渡戸記念館を建設して、十和田市立の博物館とした。運営は太素顕彰会。
2015年に十和田市が耐震強度不足を理由として廃館・取り壊しの方針を示し、記念館を廃止したという。
これに対し新渡戸家と住民団体が「耐震性に問題はない」として訴訟を起こし係争中という。そこでボランティアによる開館(月曜日~金曜日の10時~16時)が維持されている。
第三者として見学した体験からいえば、荘厳な雰囲気の森にあり、現代の技術からすれば耐震補強など不可能ではなかろう。青森県の核処理施設交付金などは、このような郷土の文化事業にこそ生かされるのではないかと感じた。
市が60年経過したから開拓の偉業を後世に伝えることは廃止というのも乱暴で、派手な十和田市現代美術館と併せて行う地味で必要な文化事業のように感じる。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 現在は「志」の寄付のため
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2019/10/20
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