有名すぎる町興し施設。若干の解説は欲しくなる現代アート。

4.0
旅行時期：2019/10（約6年前）

十和田市クチコミ：4件

2008年の開業というので、まだ10年余りしか経過していないが、人口が少なく、新幹線の駅から遠いどころか在来線でも行きにくい十和田市の町興しになった有名プロジェクト。
核処理施設の交付金などが潤沢な青森県だからこそ出来たプロジェクトであろう。
十和田湖の奥入瀬渓流入口として有名ではあるが、バスでも車でもほとんどの観光客が通りすぎていた十和田市に、何割かが立ち寄るようになった。

現代美術は難解な作品が多く、金沢２１世紀美術館にしても、東京の森美術館にしても客層は限定的と思う。ここはやや分かり易い作品と、ユニークな企画展で観客の支持を得ている。
そうは言っても、学芸員などによる簡単な解説を受ければ、さらに作品への理解が高まるであろう。ボランティア解説員でも良いが。
１作品を除いて写真撮影が自由にできるのも親しみが湧く。

人気に胡坐をかいているのではなかろうが、キャッシュレス決済が国策として推進されている今日、有名な公立観光施設入場料がクレジットカード決済すら出来ないというのはいただけない。