あれっ? もう終わり?
- 4.0
- 旅行時期:2019/05(約7年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
平塚・大磯 クチコミ:43件
毎年5月5日に行われ、相模国一之宮を決める座問答が一番の見どころと言えます。座問答は、メイン会場の馬場公園から2、300メートルほど離れた小高い丘の神揃山で行われます。各神社のお神輿が入る御旅所のようなブースの寒川神社側の横で行われ、観客は更に横の、土の斜面に座って観覧します。
ベストポジションは、何と言っても最前列で、祭祀台が置かれている前あたりですが、座問答が始まる1時間前には既に場所取りで3、4重の人垣ができていました。座問答を見るポイントとしては、地面に虎の敷物を敷くため、前の方に場所を取ったとしても、角度的に低い地面の位置が見えるようでないとダメです。2、3列後でも、前の人の頭が邪魔して、地面は見えにくくなります。また、祭祀台の正面前方に離れた場所では、儀式が始まると直前に神官たちが立ってしまうため、見えづらくなるほか、祭祀台の後方は、本来なら座問答が正面から見えるはずですが、幕が張られ、これもよく見えません。
なお、当日はよく晴れたため、場所取りには日傘や帽子が必要で、更に土の斜面に座るのでレジャーシートなどの敷物があると良いと思いました。観覧の位置によっては、涼しい木陰にかかる場所もありましたが、大部分は日なたで、位置が斜面にかかると傾斜がきつくて座りにくい場所もありました。
場所取りは、早くから訪れると希望の場所が確保できますが、その間に各神社のブース前で行われる神輿到着の儀式や演奏、神揃山の麓で行われる餅撒きには参加できません。餅撒きは、場所取り中に運よく餅が飛んできて確保できた方もいらっしゃいましたが、餅をよほど遠く、急角度で飛ばしてくれないと座問答の会場まで飛んできません。お餅を確保された方の中には、おすそ分けをしてくれる優しい方もいらっしゃいました。
そして、ようやく始まった座問答ですが、各神社の神官がうなるような祝詞?をあげ、前に進み出て虎の敷物を何度も敷き直しているように見えました。そろそろ盛り上がるかと待っていた次の瞬間、“いずれ明年まで~♪”と低い声が…。
えっ? 終わり??
この間、わずか10分と経たないうちです。祭りのクライマックスとしては、あまりにあっけない行事でした。
その後も六所神社などで神事が続くスケジュールになっていましたが、しばらくして馬場公園の方からお囃子の音が響いてきました。馬場公園では、神楽のような踊りが行われていたので、座問答が終わったら、すぐ馬場公園に向かうのがおススメです。なお、祭りの名物、鷺の舞も馬場公園で行われます。2019年のスケジュールでは、鷺の舞は13時50分と15時30分の2回行われ、このうち13時50分のものは、直前に近くの場所で巫女舞が行われるなど、各行事でベストポジションの場所取りが難しいタイトなスケジュールになっていました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 1.5
- 催し物の規模:
- 4.0
- 雰囲気:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
クチコミ投稿日:2019/06/07
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