現在工事中です。

5.0
旅行時期：2019/05（約7年前）

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん（非公開）

犬山クチコミ：6件

明治の世になり郵便事業が始まるとすぐ三重県の宇治山田にも郵便局が作られました。郵便事業が含む内容が増えて行くにあたり、手狭な局舎は移転改築を重ね、明治42（1909）年に現在の局舎が作られました。

木造平家建銅板葺の建物の中央部にはチューリップ型のシャンデリアが吊るされ、外観からわかる両翼屋には寄棟の屋根を、正面の左右には小ドームの載る角塔を立ており、外装はハーフティンバー様式を採用し漆喰塗と下見板張の壁が使いわけられ、欄間部分には漆喰塗のレリーフが施すといった西洋調の様式が取り入れられている斬新な建物となっています。

今回訪れた理由としてこの局舎で行われている〝博物館明治村簡易郵便局〟での旅行貯金が目的でしたが、残念なことに耐震補強を含む保存工事のため令和4（2022）年まで内部の見学が出来ないようになっており、郵便局業務は付近にある〝仮庁舎〟にて行われていました。

歴史ある局舎は足場が組まれてほとんど見えず残念のヒトコトでしたが、機会に恵まれれば従来の局舎での業務を見てみたく思います。