四国18番札所・弘法大師と母の深い絆を感じます
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- 旅行時期:2019/05(約7年前)
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by DoubleO7さん(男性)
阿南・日和佐・海陽・那賀 クチコミ:13件
四国遍路3泊4日旅の初日は18番恩山寺を参拝しました。徳島駅前からバスで40分程の恩山寺前でバスを降ります。車道の坂道を上っていくと数分で母養橋という赤い橋がありその先に弘法大師お手植えのビランジュという常緑高木があり目を引きます。車道を離れ高い木立の遍路道を上ります。徒歩5分程で立派な大師像の背中が見えてきました。大師像の右手の短い石段を上ると境内です。左手に修行大師像と大師堂、正面のやや長い石段の先に本堂が建っています。恩山寺は「天正の兵火」で焼失していますが江戸時代になって阿波藩主の庇護をうけて繁栄し、現在の本堂や大師堂は文化、文政年間(1804〜30)に建立されたものです。大師堂と隣り合わせに御母公堂が建っています。大師の御母公の剃髪所跡です。「弘法大師が恩山寺で修行をしていた折、大師の生母・玉依御前が讃岐の善通寺から訪ねてきたが、寺は女人禁制、大師は山門近くの瀧にうたれて7日間の秘法を修し、女人解禁の祈願を成就して母君を迎えることができた。やがて母君は剃髪をして、その髪を奉納されたので、大師は山号寺名を「母養山恩山寺」と改め、自像を彫造して安置され「我が願いは末世薄福の衆生の難厄を除かん」と誓われた。弘仁5年(814)ころのことと」伝えられています。緑美しい山腹の境内に本堂、大師堂、御母公堂が静かに佇みます。大変清々しい空気が漂う中、母と子の深い絆も感じる参拝となりました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2019/05/29
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