重要文化財「旧東京音楽学校奏楽堂」では日本最古のコンサート用パイプオルガンが現役で演奏されている!
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- 旅行時期:2019/02(約7年前)
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by Daisyさん(女性)
上野・御徒町 クチコミ:7件
上野公園内にある重要文化財、旧東京音楽学校奏楽堂は、3年かけて保存工事が完了し平成30年11月にリニューアルオープンしていましたが、東京都内の施設がいくつか無料になった2/24(日)にたまたま奏楽堂の前を通りかかったらこちらも無料だったので入ってみました。
本館は木造2階建て。
1階は展示スペースで、東京音楽学校(現東京藝術大学音楽学部)年表や、当館にあるパイプオルガンのミニチュア楽器や、大正12年にドイツで制作されたピアノが展示されていました。撮影NGの部屋もありましたが、瀧廉太郎、山田耕作などの貴重な作品を見ることが出来ました。
2階は日本最古の洋式音楽ホール(奏楽堂)で、このホールは瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕作が歌曲を歌い、三浦環が日本人初のオペラ公演でデビューを飾った由緒あるホールとのことです。正面にはパイプ数は1379本、世界でも珍しい空気式アクション機構(ニューマティックアクション)という日本最古のコンサート用オルガンがありました。なお、ニューマティックアクションとは空気圧を利用して音を出す仕組みです。
大正9年に購入され昭和3年に寄贈されたパイプオルガンが修復されて現在も演奏されていることに驚きました。
隣にある東京藝術大学音楽学部の協力で、毎月第3木曜日に「藝大生による木曜コンサート」や「日曜コンサート」などが開催されています。
パイプオルガン演奏は第2・第4日曜日の午後2時と午後3時の2回の各30分間、入園料わずか300円でやわらかい音色が聴けるとのことなのでぜひ今度聴きに行きたいと思います。
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- 利用した際の同行者:
- 一人旅
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- 人混みの少なさ:
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クチコミ投稿日:2019/05/06
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